設立趣旨

NPO法人アスペルガーアラウンドは発達障害当事者と関わる人たちのインクルーシブな自助・共助の社会を築くことを目的に活動します

活動開始のきっかけ

アスペルガー症候群に代表される発達障害(ASD)の特性によって、パートナーはじめ周囲の人に生じる身体的・精神的に苦痛を及ぼす症状を、カサンドラ症候群(以下カサンドラ・CADD)といいます。

任意団体アスペルガー・アラウンドは、2015年官民ともに支援機関が存在していなかった時代に、孤独感を深めているカサンドラの社会的認知向上とカサンドラ状態の支援を目的として発足しました。

これまでの活動実績

これまでの主な活動は、3ステージで構成する「カサンドラ脱出プログラム」です。

導入にあたるステージ1では、仲間とつながり共感を分かち合える「しゃべりば」を開催します。「しゃべりば」は多摩、飯田橋、千葉、静岡、福岡、オンラインで展開しています。

ステージ2「障害理解の勉強会」では、情報提供として小冊子頒布やオリジナルコンテンツの配信を行っています。

ステージ3では「自分と対話していくワークショップ」を、外部講師を招き開催しています。

NPO設立にあたって

精神的、経済的に不安定なカサンドラ状態の参加者は、社会的弱者が多く、参加者からの賛助は望めません。営利を目的としない活動を継続するためには、法人格となり、健全で堅実な組織を構築すること、外部に対しては、運営の透明性を図り活動の趣旨の公共性を明かにすることで、社会的信用度を確立していく必要があると考えました。

「誰も孤独にならない社会を目指して」自らの変容も怖れない自助、共助で支え合うインクルーシブな社会を築くことを理念にNPO法人アスペルガーアラウンドは活動します。

本会は皆さんの自助、共助の力で活動しています。

活動に賛同いただける方は以下をクリックください。